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自分好みのコーヒーを見つけよう!コーヒー豆の色から味の特徴を知ろう

自分好みのコーヒーを見つけるまず第一歩として美味しいと思った銘柄の「焙煎度」を調べる事をおすすめです。
 
「◯◯のコーヒーが好き」とよく産地や銘柄で会話する方もいらっしゃいますが、色々と違う店で味比べしたりしたいときは、まず焙煎度を店員さんやパッケージでお調べください。
 
そうすることで違う店舗でも自分好みの味を見つけやすくなるかと思います。
また焙煎度はコーヒー豆の色や状態でも調べることが出来ますので下記を参考にしていただければ幸いです。

POINT

焙煎度はお店によって違う場合があるのでまずは気に入ったコーヒー豆の色を記録してお店の人に聞いてみましょう。

なぜコーヒー豆の色なのか

battlecreek coffee roasters SOIG X1zEK8 unsplash
コーヒーも飲食物なので、コーヒーにおける焙煎とは、お肉の焼き具合(ミディアム、レアなど)と同じイメージをしていただくと分かりやすいかと思います。
 
コーヒー豆の色はその加熱具合に比例し、色や表面の油の乗り具合が変わってきます。
ですので好みのコーヒーの味を見つけたらまずはコーヒー豆の色をチェックすることをおすすめいたします。
 
コーヒーを美味しく飲める状態にするには「焙煎」。文字通り生豆の状態のコーヒーを「煎り」、甘みやコクを出していきます。
 
焙煎には焙煎度が8種類あり、コーヒーの生豆の産地や作り方によって素材にとって一番良い煎り具合はだいたい決まってきます。
 
柔らかく酸味が少ないコーヒー豆は浅煎り向き(焦げてしまうので焙煎時間が短い)、酸味が強く、硬い豆は深煎り向き(固く、水分量も多いので長時間の焙煎時間にも耐えられる)
 
後は好みの問題で、酸味が強いのがお好きという方は、深煎り向きの豆を少し手前の焙煎で止めたりと、カレーのスパイスのように好みやお店の特徴で焙煎度を変えていらっしゃる場合もあります。

焙煎で起こるコーヒー豆の変化

焙煎で起こるコーヒー豆の変化
焙煎も料理の一種で、料理は科学とも言えます。
 
まだまだ味の解析は発展途上分野で、料理の科学分野は未だに謎が多い部分もありますが、コーヒーの成分は生豆状態で300種類以上の成分があると言われており、それらが複雑に様々な科学反応を起こしコーヒーの美味しさを作っていると言われております。
 
具体的にコーヒーの焙煎によって何が起こるかと言いますと、大きくは「メイラード反応」と「カラメル化」という化学反応と、各成分が様々な成分に分解を起こしています。
 
メイラード反応とはアミノ酸と糖が加熱で結びつく反応でコーヒーの「香ばしさ」を作ってくれる科学反応です。
これはコーヒーに限らず「お肉の焼いた香ばしさ」など焼く料理で香ばしい匂いがするまで加熱するとメイラード反応が起こっているといえます。
また、コーヒー豆が褐色に変化させていきます。
 
もう一つの科学反応として「カラメル化」があります。
カラメル化は、その名の通りキャラメルやプリンのカラメルソースがこの反応を利用して作られている商品で、甘い香りや苦味などを引き出してくれ、カラメルソースなどで分かるように素材を茶色に変化させます。
 
180℃程度の加熱で反応が起こると言われており、あまり長時間加熱しすぎると他の食材同様、焦げてしまいます。
 
その他にクロロゲン酸やショ糖の分解も行われ、クロロゲン酸の分解はコーヒーの香りや苦味に変わる物質、ショ糖はコーヒーの程よい酸味を担う物質に変化していきます。
 
これらの化学反応の結果、コーヒーは店頭に並ぶ褐色の「コーヒー豆」の色になっていきます。
 
焙煎度の見た目とは加熱の進行具合で、コーヒー豆の色味が変わるため、その時の酸味や甘味がご自身の好みと直結しやすくなるため、自分好みのコーヒーを見つけるためにはまずコーヒー豆の色をチェックすることをおすすめいたします。

焙煎度合いによる特徴

焙煎度は8種類に分けてられており、普段私達が店頭で購入したりコーヒー飲料として提供されているものはハイロースト以上のものとなります。
 
アメリカンコーヒーと呼ばれる軽い浅めのコーヒーはシティローストの一つ前の「ミディアムロースト」になります。
 
また、焙煎度は下記の8種類に分けれていますが、厳密な取り決めはないためお店によって焙煎度を指す範囲は変わってくるのでご注意ください。
そういった意味でも焙煎度だけでなく、コーヒーの色や形状で自分の好みの味を探す方が探しやすくなるかと思います。

ライトロースト

/ LIGHT ROAST
ライトロースト

最も浅い煎り方で、生豆の味わい、風味の印象が強く残り、甘みやコクなど普段飲んでいるコーヒーとは別の飲み物と感じるぐらいに味わいが違います。

飲み物としてお店で提供されることはほとんどありません。

 

シナモンロースト

/ CINNAMON ROAST
シナモンロースト

その名の通りシナモン色まで焙煎を進めた焙煎度ですが、生豆の水分がまだ十分に取りきられておらず、こちらもお店で飲み物として提供されることはありません。

ミディアムロースト

/ MEDIUM ROAST
メディアムロースト

ここからコーヒーとしてお店に提供される焙煎度になります。

ミディアムローストはアメリカンコーヒーと呼ばれる浅いコーヒーの焙煎度で、酸味が特徴で苦味が少ない味わいになります。

日本語では「中煎り」の部類になります。

産地ではキューバやジャマイカなどの酸味が少なく、豆が柔らかい特徴を持つ中南米地域の銘柄が比較的このミディアムローストに適したコーヒー豆を生産している地域になります。

ハイロースト

/ HIGH ROAST
ハイロースト

喫茶店などで「中煎り」として提供されている多くの焙煎度がこの焙煎度になります。一般的によく流通している焙煎度です。

酸味、苦味、コクのバランスが良く、「コクが特徴」や「甘みがある」という表現もこの焙煎度を基準に比較されることが多いです。

ブラジルやコロンビアといったコーヒー生産大国を始め多くの地域がこの焙煎度が適している銘柄を生産しています。

シティロースト

/ CITY ROAST
シティーロースト

ここから「深煎り」と呼ばれる焙煎度となり、こちらもハイロースト同様、喫茶店などでよく提供され、味わいもハイロースト同様、バランスが良い味わいです。

ハイローストより焙煎度が進んでいるため、ハイローストよりコクがあり、苦味も強くボディがきいた味わいになります。

こちらもブラジル、コロンビアといったコーヒー産地大国を始めとした多くの地域が生産しています。

フルシティロースト

/ FULLCITY ROAST
フルシティロースト

コーヒー豆の表面に油が出始め表面が光り、焦げ茶に近い茶色になってきます。

酸味よりもコクや苦味が強くなる味わいになり、どっしりとした味わいのコーヒーになります。

また香りも強くなり、コーヒーを淹れた時に甘い香りを強く感じることができます。

生豆の状態で酸味が強く、豆も硬いアフリカ系の産地がこの焙煎度に適したコーヒーを生産しています。

フレンチロースト

/ FRENCH ROAST
フレンチロースト

黒に近い茶になり、酸味をほとんど感じなくなり、苦味やコクが特徴の焙煎度になります。

カフェ・オ・レなどにも適しており、カフェ・オ・レがお好きな方はこの焙煎度を探されることをおすすめいたします。

また表面の油もフルシティに比べより分泌されるため、袋を開けた時などに豆同士がくっついている時もあります。

産地でいうとインドネシアなどアフリカや東南アジアの地域がこの焙煎度に適した銘柄を生産しています。

イタリアンロースト

/ ITALIAN ROAST
イタリアンロースト

焙煎度の中で一番焙煎が進んだ状態で黒に近い色をしており、苦味を強く感じる味わいが特徴です。

カラメル化をわざと進めて少し焦げを作った状態での苦味を作っていることからストレートのコーヒーで飲まれるよりエスプレッソやカプチーノに適しており、砂糖などと混ぜて飲まれることを前提として選ばれることをおすすめいたします。

ご家庭などでエスプレッソマシーンなどをお持ちの場合はイタリアンローストの焙煎豆がおすすめです。

焙煎度に関するよくある質問

フルシティ以上の焙煎度の豆は加熱が進み、豆から二酸化炭素が発生し、その二酸化炭素が豆内部にある脂質を押し出し、コーヒー豆の表面が油でテカテカと光り、手で触ると油特有のぬめりも感じられます。

これは賞味期限が切れた、古くなったという症状ではなく、むしろ新鮮なコーヒーであればあるほど空気に触れている時間も少ないので表面に油がついている様子を確認することが出来ます。

焙煎度というよりはコーヒーの抽出方法の違いで変えられることをおすすめいたします。

抽出方法によってお湯と接する時間や抽出時間が変わります。

詳しくは下記ページで解説しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

howtogrindbeansコーヒーの挽き目で味が大きく変わります。抽出方法別おすすめ挽き方について

はい、一つ一つの豆を比べれば変わります。

焙煎度が進めば進むほど水分が飛ばされ、軽く密度は低くなっていきます。

コーヒー豆は基本的に「○○g」という計り売りなので同じg数でも同じ大きさのコーヒー豆なら数は多くなります。

基本的な焙煎度の定義は上記で解説させていただきましたが、お店によってアレンジを加えていたり、当店も該当するのですが、「中中深煎り」と限りなく「中深煎り(フルシティ)」に近いのですが、「中煎り」として扱っている場合もあります。
(当店は同じ豆でも季節や保存期間の水分量により毎回微妙にその豆にあった焙煎をしているため)

ですので色々なお店で同じ焙煎度のコーヒーを楽しみたいと思われた場合は、スマホに写真として保存しておき、焙煎豆の色などで聞かれることをおすすめいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
今回は自分好みのコーヒーを見つける方法「コーヒー豆の色から味の特徴を知る」をご紹介いたしました。

オンライン専用のコーヒー通販サイト「icoi-イコイ-」では皆様のコーヒーライフがより良くなる情報を今後も配信していきたいと思います。