美味しいコーヒーで少し豊かな日常を
アフリカ大陸の真ん中に位置するウガンダは、古くから良質なアラビカ種コーヒーの産地として知られています。
その中でも「カセセムブク」は、西部に広がるルウェンゾリ山地のふもと、カセセ地区で生産される特別なコーヒーです。
ルウェンゾリ山地は「月の山」とも呼ばれ、肥沃な火山性土壌と高い標高、昼夜の寒暖差という理想的な環境がそろっています。
カセセムブクの魅力は、なんといってもそのフルーティな味わいです。柑橘やベリーを思わせる爽やかな酸味(すっぱさのこと)と、ほんのり感じる甘みのバランスが絶妙。
後口はすっきりとした透明感があり、飲み終えたあともやさしい余韻が残ります。
苦みは控えめなので、ブラックでも飲みやすく、軽やかな印象を楽しめます。
ウガンダのコーヒー栽培は19世紀末に始まり、今では国を代表する輸出品のひとつです。
特に小規模農家による丁寧な手作業での収穫と精製は、品質の高さを支えています。
カセセ地区では、伝統的な農法を守りつつ、近年は品質向上の取り組みが進み、世界のスペシャルティコーヒー市場でも注目を集めています。