世界でも珍しいブラックハニー製法
ブラックハニーという名前はコーヒーの精製方法に由来します。
コーヒー豆はコーヒーの果肉の部分を取り除き、種子の部分だけを乾燥させ、焙煎するのがコーヒー豆が出来るまでの流れになります。
ブラックハニー製法とは、種子の周りにあるぬめりがある膜(ミュシレージ)を残して乾燥させるため、焙煎する前から黒い豆として仕上がります。
皆様も、種ありぶどうなどを食べた時に種の周りに膜のようなものがあった経験がおわりだと思います。
あのぬめりのある膜を残して乾燥させるイメージになります。
その見た目とこの工程で作られたコーヒー豆は焙煎したあと、蜂蜜のような香りになるのでハニー(製法)という名前がついています。
ハニー製法には大きく5種類あり、
- ホワイトハニー
- ゴールデンハニー
- イエローハニー
- レッドハニー
- ブラックハニー
とあります。
それぞれの製法の違いとして、ぬめりがある膜(ミュシレージ)の残す量と乾燥期間が変わってきます。
ホワイトハニーは、ミュシレージの10%ほどを残し、1週間程度乾燥させます。
ゴールデンハニーは、ミュシレージのほどを残し、1週間程度乾燥させます。
イエローハニーは、ミュシレージの50%ほどを残し、1週間程度乾燥させます。
レッドハニーは、ミュシレージの75〜80%ほど残して2週間程度乾燥させます。
ブラックハニーは、ミュシレージをほとんど残して1ヶ月間程度乾燥させます。
ミューシレージの残す量が多く、乾燥時間が長いほど、コーヒーの種子にミューシレージの糖分が染み込むため、風味や甘みが強くなります。
ブラックハニーは、一番手間がかかりますが、その分一番風味豊かなコーヒーに仕上がっている、ということですね。
ブラックハニーは蜂蜜のような甘い香りと甘みが最大の特徴となります。
コーヒーとは思えない、柑橘系のフレッシュジュースのような感覚でお楽しみいただければと思います。
来日の際のアンケートで作られたコーヒー
ブラックハニーを作る代表者は、イギリスに留学されていた経歴をお持ちです。
イギリス留学時に一度も美味しいタイコーヒーに出会ったことがない、という経験から
タイで美味しいタイコーヒーを作るという情熱をもって取り組まれています。
また、ブラックハニーは、2019年に来日された際、お客様のアンケートからブラックハニーが人気だったため、
生産体制を整え、安定な品質管理と高品質のコーヒーを我々に提供してくれています。
自分へのご褒美タイム、休日の朝を優雅に過ごそう
この銘柄はいきなりお湯をいれず、まずその香りをお楽しみいただきたいと思います。
甘く、濃厚な香りは日頃頑張っている自分へのご褒美、ゆったりとした休日の朝にぴったりです。
お風呂に浸かりながら、なんでシチュエーションもなかなか贅沢でおすすめです。
また、甘味が強い銘柄ですので、アイスコーヒーでもお楽しみいただけます。
ぜひ、思う存分、ゆったりとした優雅なひとときをお楽しみくださいませ。