エチオピアコーヒーのメッカ「シダモ」地域のコーヒー
コーヒーの発祥地と呼ばれるエチオピア。
「シダモ地域」はエチオピアの中でもコーヒーの生産が最も盛んな地域の1つになります。
シダモ地区には、コーヒーの品質において世界的に高い評価を得ている「イルガチェフェ地域」を始め、多くの名産地域が存在します。
エチオピアにはエチオピアモカを始め、独特の味わいを持つ唯一無二の魅力があり、世界中に多くのファンがいます。
原点にして頂点!コーヒーの奥深さを教えてくれる一品
エチオピアのコーヒーのほとんどが野生に生えた木から手で摘み、天日干しを行い、精製するという、機械をあまり介さない(経済事情により介せないという事情もあります。)ため、コーヒーが作られた当初の製造方法で作られている農園が多くあります。
また、エチオピアのコーヒーの品質基準が豆の大きさではなく、欠品豆の割合によるため、豆の大きさが不揃いです。
そのため、焙煎すると煎りすぎる豆や逆に浅い豆が自然と出来、結果その不揃いの煎り具合が複雑な奥深い味わいを生み出しています。(ブラジルなど南米は豆の大きさが均一=味が統一しやすい=品質が良いという考え方で豆の大きさで品質の良し悪しを決めています。)
今なお、引き継がれる原始的な生産方法、コーヒーの品質の考え方が重なり、エチオピアコーヒーはまさに原点にして頂点といえるコーヒーの奥深さを教えてくれる、そんな地域のコーヒーとも言えると思います。
甘い香りと複雑な味が最大の特徴
エチオピア・モカの最大の特徴として他の地域にはない、「モカ臭」と呼ばれる甘く芳醇な香りです。
また、エチオピアは南米と違い、豆の大きさではなく、欠品豆の割合(品質)でランク付けされているため、焙煎時に豆の大小により、煎りムラが発生します。
その煎りムラが、エチオピア・モカの複雑で幅広い味わいとなっており、爽やかな後味から深いコクまで何重も折り重なる奥深い味わいをお楽しみいただければと思います。
飲み方、おすすめシーンとしては、ストレートはもちろん、アイスやカフェ・オ・レ、さっぱりとしていて深いコクもありますので、柑橘系の洋菓子にもよく合うと思います。
ぜひ、色々なシーンでお楽しみいただければと思います。