POINT
焙煎度はお店によって違う場合があるのでまずは気に入ったコーヒー豆の色を記録してお店の人に聞いてみましょう。
なぜコーヒー豆の色なのか
ですので好みのコーヒーの味を見つけたらまずはコーヒー豆の色をチェックすることをおすすめいたします。
焙煎で起こるコーヒー豆の変化
また、コーヒー豆が褐色に変化させていきます。
焙煎度合いによる特徴
ライトロースト
最も浅い煎り方で、生豆の味わい、風味の印象が強く残り、甘みやコクなど普段飲んでいるコーヒーとは別の飲み物と感じるぐらいに味わいが違います。
飲み物としてお店で提供されることはほとんどありません。
シナモンロースト
その名の通りシナモン色まで焙煎を進めた焙煎度ですが、生豆の水分がまだ十分に取りきられておらず、こちらもお店で飲み物として提供されることはありません。
ミディアムロースト
ここからコーヒーとしてお店に提供される焙煎度になります。
ミディアムローストはアメリカンコーヒーと呼ばれる浅いコーヒーの焙煎度で、酸味が特徴で苦味が少ない味わいになります。
日本語では「中煎り」の部類になります。
産地ではキューバやジャマイカなどの酸味が少なく、豆が柔らかい特徴を持つ中南米地域の銘柄が比較的このミディアムローストに適したコーヒー豆を生産している地域になります。
ハイロースト
喫茶店などで「中煎り」として提供されている多くの焙煎度がこの焙煎度になります。一般的によく流通している焙煎度です。
酸味、苦味、コクのバランスが良く、「コクが特徴」や「甘みがある」という表現もこの焙煎度を基準に比較されることが多いです。
ブラジルやコロンビアといったコーヒー生産大国を始め多くの地域がこの焙煎度が適している銘柄を生産しています。
シティロースト
ここから「深煎り」と呼ばれる焙煎度となり、こちらもハイロースト同様、喫茶店などでよく提供され、味わいもハイロースト同様、バランスが良い味わいです。
ハイローストより焙煎度が進んでいるため、ハイローストよりコクがあり、苦味も強くボディがきいた味わいになります。
こちらもブラジル、コロンビアといったコーヒー産地大国を始めとした多くの地域が生産しています。
フルシティロースト
コーヒー豆の表面に油が出始め表面が光り、焦げ茶に近い茶色になってきます。
酸味よりもコクや苦味が強くなる味わいになり、どっしりとした味わいのコーヒーになります。
また香りも強くなり、コーヒーを淹れた時に甘い香りを強く感じることができます。
生豆の状態で酸味が強く、豆も硬いアフリカ系の産地がこの焙煎度に適したコーヒーを生産しています。
フレンチロースト
黒に近い茶になり、酸味をほとんど感じなくなり、苦味やコクが特徴の焙煎度になります。
カフェ・オ・レなどにも適しており、カフェ・オ・レがお好きな方はこの焙煎度を探されることをおすすめいたします。
また表面の油もフルシティに比べより分泌されるため、袋を開けた時などに豆同士がくっついている時もあります。
産地でいうとインドネシアなどアフリカや東南アジアの地域がこの焙煎度に適した銘柄を生産しています。
イタリアンロースト
焙煎度の中で一番焙煎が進んだ状態で黒に近い色をしており、苦味を強く感じる味わいが特徴です。
カラメル化をわざと進めて少し焦げを作った状態での苦味を作っていることからストレートのコーヒーで飲まれるよりエスプレッソやカプチーノに適しており、砂糖などと混ぜて飲まれることを前提として選ばれることをおすすめいたします。
ご家庭などでエスプレッソマシーンなどをお持ちの場合はイタリアンローストの焙煎豆がおすすめです。
焙煎度に関するよくある質問
フルシティ以上の焙煎度の豆は加熱が進み、豆から二酸化炭素が発生し、その二酸化炭素が豆内部にある脂質を押し出し、コーヒー豆の表面が油でテカテカと光り、手で触ると油特有のぬめりも感じられます。
これは賞味期限が切れた、古くなったという症状ではなく、むしろ新鮮なコーヒーであればあるほど空気に触れている時間も少ないので表面に油がついている様子を確認することが出来ます。
焙煎度というよりはコーヒーの抽出方法の違いで変えられることをおすすめいたします。
抽出方法によってお湯と接する時間や抽出時間が変わります。
詳しくは下記ページで解説しておりますのでぜひ参考にしてみてください。
はい、一つ一つの豆を比べれば変わります。
焙煎度が進めば進むほど水分が飛ばされ、軽く密度は低くなっていきます。
コーヒー豆は基本的に「○○g」という計り売りなので同じg数でも同じ大きさのコーヒー豆なら数は多くなります。
基本的な焙煎度の定義は上記で解説させていただきましたが、お店によってアレンジを加えていたり、当店も該当するのですが、「中中深煎り」と限りなく「中深煎り(フルシティ)」に近いのですが、「中煎り」として扱っている場合もあります。
(当店は同じ豆でも季節や保存期間の水分量により毎回微妙にその豆にあった焙煎をしているため)
ですので色々なお店で同じ焙煎度のコーヒーを楽しみたいと思われた場合は、スマホに写真として保存しておき、焙煎豆の色などで聞かれることをおすすめいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
今回は自分好みのコーヒーを見つける方法「コーヒー豆の色から味の特徴を知る」をご紹介いたしました。
オンライン専用のコーヒー通販サイト「icoi-イコイ-」では皆様のコーヒーライフがより良くなる情報を今後も配信していきたいと思います。